2日目の朝早く、国際列車で中国広東省広州市へ向かう。
香港から約2時間で広州東駅に到着。まず目指したのは海珠区にある小洲村だ。広州東駅から地下鉄2本とバスを乗り継ぎ、到着。
これは小洲人民礼堂という、人民公社の建物だ。中に入ると、1959年中国大躍進運動の時のスローガンがずらり。
総路線万歳。
大躍進万歳。
とにかく当時のスローガンだらけ。
外は川が流れ、路地が入り組んでぐちゃぐちゃしている。
この家、蛎殻屋といって、壁に牡蠣の殻を敷き詰めた、広東省一帯で見られた建物なのだが、現存するのは僅か3棟のみであるそうだ。
その他にも歴史的建物がちらほら。
途中、鳥籠が下がっていた。
これは人民公社小洲大隊の門である。この先には川があって休憩にもってこいの場所だ。
続いて、バスと地下鉄で越秀区の石室聖堂へ向かった。
正式名称は石室聖心大教堂、そう、教会である。平日だったため、中は見れず。
石室聖堂の周囲にある一徳路は、中国南部独特の騎楼と呼ばれる建築様式の建物が多い。下が歩道になっていて、その上に部屋がある。雨の日や暑い日は大変便利。
珍しいトロリーバスである。中国ではいまだ健在。
珠江沿いに出てきた。川沿いの一帯は歴史的建物が多い。
トロリーバスのターミナルである。
珠江にかかる橋の上から眺めた景色。
続いて、川を渡り沙面島へ。島の入口はこんな感じ。
沙面は中国成立前はイギリス・フランスなどの租界で、西洋式の建物が多い。
この教会は租界教堂と呼ばれる。
オシャレなスタバ。
最後に、陳家祠という歴史古跡へ向かった。
屋根の上の、陶器で出来た飾りが凄い。
さて、祠の中へ。
彫刻が細かい。
ここも屋根の飾りが凄い。
これ、象牙の彫刻である。もの凄く美しい。
持って帰りたいくらい綺麗な彫刻だった。
以上で広州の旅は終わり。香港へ戻った。
(終)